ふるえる技術

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ヨッピーさんの記事を読んで瞑想とは何なのかを書いてみる

 

 

ヨッピーさんの瞑想についての記事を読んだ。

 

srdk.rakuten.jp

 

この方の記事は、だいたい最後まで読んでしまう。最後まで読める記事は良い記事だ、と私は思っている。なので、ヨッピーさんの記事は良い記事だと思う。

 

と、それはさておき。

ヨッピーさんはタイの僧侶(プラ・チャーンチャイ長老)に対して、一般人なら誰もが気になりそうな瞑想についてのソモソモな質問をしている。そして、長老は禅問答のような回答をしている。

 

ヨッピーさん

「すいません、瞑想について教えていただきたいのですが、そもそも瞑想って本当に効果があるんですか? 瞑想したら心身にどういう影響があるんでしょう?」

 

長老

「なるほど。では質問をします。今まで一度もおなかがいっぱいになったことがない人に、『おなかがいっぱい、ってどういう感じですか?』って質問されたら、どうやって説明しますか?」

 

長老のコノ禅問答のような答えで満足できる人は良い。しかし、大半の人にとっては正直よく分からない回答だろう。

実際、私も僧侶にこのような返され方をして納得いかなかった経験が過去にある。今から振り返ると、僧侶の言いたかったことも分かる。しかし、やはり瞑想経験の浅い人に返す回答としては不適切なのではないだろうか。

 

ということで、ヨッピーさんのこの質問に私が勝手に回答しようと思ったわけだ。

 

瞑想って本当に効果があるんですか?

 

瞑想の効果についてのザックリな回答としては、ニー仏(魚川祐司)さんのものがとてもしっくり来る ↓

 

瞑想すると上手くいくのではなくて、瞑想すると上手くいかなくても気にならなくなる

 

一般的にイメージされる瞑想やマインドフルネスの効果は、「健康になる」「仕事が捗る」みたいなところだろうか。

しかし、これらのイメージはあくまで「その可能性が高まるよね」というだけの話である。上手くいかなくても悩み過ぎないから、結果的に心身を病む可能性が低くなる。ムダに悩む時間が減るから、仕事も進む可能性が高くなる。そういうことだと思う。

 

瞑想の効果について、もう少し詳しく書いてみる。

 

例えば。瞑想について分かりやすい解説をされている方が何人かいる。

 

先ほどの、ニー仏(魚川祐司)さん ↓

瞑想によって得られる認知は、「頭だけを出した状態で、川に流されていく」ようなものだとも言われています。つまり、川の外に出て流れを眺めている状態(=プロセスから完全にdetachした状態)ではないけれども、瞑想をしない状態だと頭まで水に浸かっているのが、瞑想をすると頭だけは出して周囲を見渡せるので、障害物を避けたりなど、ある程度のコントロールは利かせられる、ということです。

山下良道さん ↓

雲は、それ自体が私ではありません。雲を浮かべている青空、それが私です。青空としての私。このことを本当に実感したとき、心に積もっていた苦しみも、心を離れない悩みも、雲が空に融けるように、ふわっと消えてしまいます。

プラユキ・ナラテボーさん ↓

「xy平面」だけが全てである「人間」の物語をいったん停止して、その平面上で生じている様々な縁起による相互作用を見渡せるような、仏の「z軸」を立てる、ということでしょう。

 

みなさん、だいたい同じことを言っている。と、私は思う(余談だが、アダム・スミスや哲学者の永井均さんも同様のことを言っている)。つまりは、今自分が見ている視点ではない「気づきの目」を持つことができる。これが、瞑想によって得られる効果だ。この「気づきの目」についての解説は難しい。なので、上のお三方の著書を読まれることをおススメする。初心者の方には、↓が分かりやすいのではないだろうか。

 

悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書)

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